2021年グローバルディスプレイ春季業界動向発表会が閉幕!

2021年5月17日、廊坊市人民政府と中国光学光電子業界協会液晶分会が主催し、固安県人民政府、華夏幸福基業股份有限公司、Visionox科技股份有限公司が運営した「2021年グローバルディスプレイ春季業界動向発表会」が固安で盛大に開催されました。今回の大会は初めて「リアル会議+オンラインライブ全世界配信」の形式を採用しました。中国、日本、韓国、台湾などの国・エリアから150名近くの新型ディスプレイ業界の専門家が参加しました。会議に出席した院士、業界の専門家、協会の代表の方々は国際化の視野で、全産業チェーンの異なる角度から業界が直面するチャンスと挑戦を分析し、短・中・長期にわたる発展の動向を見通し、中国のディスプレイ産業チェーンが世界バリューチェーンの中・高レベルに向かうルートを検討しました。

「京雄科創走廊(北京~河北省雄安新区を結ぶハイテクロード)」の一つの拠点として、固安は中国において同時に業界トップ企業の京東方、Visionoxを二社も持つ唯一の県級都市で知れ渡る存在となりました。「中国の北地方のディスプレイ産業拠点」としての固安の革新および実践に焦点があてられています。

固安県委員会副書記・固安県政府県長付順義の祝辞

今回の会議は中国光学光電子業界協会液晶分会常務副秘書長胡春明氏、韓国ディスプレイ産業協会産業政策室室長徐元瑩氏、CCIDコンサルディング股份有限公司シニア コンサルタント劉暾氏、中国電子材料業界協会 常務副秘書長魯瑾氏、中国OLED産業連盟常務副秘書長耿怡氏、国際半導体産業協会シニアディレクター張文達氏、Tech & Biz株式会社代表取締役北原洋明氏の諸方をお招きし、講演していただきました。

中国光学光電子業界協会液晶分会 常務副理事長兼秘書長の梁新清氏は主催者を代表してあいさつを述べました。梁秘書長は挨拶の中で、「2021年は「第14次5カ年計画」の始まりの年です。新しい開発計画により、新型ディスプレイ業界は信頼に足る有力業界としての位置づけがなされると期待しています。現在、中国のディスプレイ産業は第一段階の目標を達成し、ディスプレイ端末の生産大国としての「チップとディスプレイが不足」の苦境から脱出しました。当面の段階では、早急に弱みを補足し、地元の産業チェーンを完備させ、核心能力を全面的に向上させ、世界のディスプレイ技術の発展を推進するために、リーダーシップの役割を果たさなければなりません」と述べました。

中国光学光電子業界協会液晶分会常務副理事長兼秘書長 梁新清氏

 

中国科学院院士、液晶分会シニアコンサルタントの欧陽鐘燦氏がスピーチしました。欧陽氏は、「現在、中国はディスプレイ産業において規模が世界トップであり、平均年間成長率20%以上の速度で成長している中国の新型ディスプレイ産業が世界のディスプレイ産業に持続的なエネルギーを注ぎ込んでいます。同時に、中国は産業発展にとって優れた環境を形成しており、世界各地の産業技術の向上に協力・発展の拠点を提供しています。今回発表会の開催地の固安を例にとって、京東方、Visionoxなどの先導企業が主導して、地域内の完全な産業チェーンが形成されており、産業クラスターの規模が明らかになりました。」と述べました。欧陽院士は、「チャンスと挑戦に直面して、全世界のディスプレイ業界人が協力してウィンウィンに達成した上で、市場、技術、製品、投資などの多方面において貢献して、ディスプレイ産業の発展に科学的な方策を提供します。」と示しています。

中国科学院院士、液晶分会シニアコンサルタント 欧陽鐘燦氏

日経BP社グローバル事業担当常務取締役の浅見直樹氏があいさつしました。浅見氏は、「今年、東京では一年遅れでオリンピックが開催されますが、新型のディスプレイ技術の発展で、世界の人々がいろいろな形で、オリンピックの競技を楽しむようになるだろうというふうに期待しています。5Gのネットワークが活用することによって、スタジアムに足を運んだ人たちが一人一人、それぞれが異なる映像を楽しむ、そんな新しい映像の楽しみ方というのも可能になってきます。日本では、すでにそうした実験が始まっています。そして、中国と日本の協業がさらに進むことによって、新しいディスプレイの作り方を世界に提案していることができればと思います。」と述べました。

日経BP社グローバル事業担当常務取締役 浅見直樹氏

 

日本半導体製造装置協会 事務局長代理 安全・支援部 環境部部長の杉坂勉氏があいさつしました。杉坂勉氏は「新型コロナウイルスの影響で、私たちの生活、労働環境は大きく変わりました。リモートワークにより、パソコン、タブレットの需要が増えました。これにより、昨年のパネルの出荷量は大きく増えました。また、今後も上昇が見込まれます。」と述べました。

日本半導体製造装置協会
事務局長代理 安全・支援部 環境部部長 杉坂勉氏

中国光電子業界協会液晶分会 常務副秘書長の胡春明氏が「地域クラスターと協同開発」をテーマとした講演をしました。講演の中で、胡春明氏は「ディスプレイ産業が地域クラスタの特徴が著しいです。長年にわたり、「地域クラスターと協同開発」は新型ディスプレイ産業発展の有効なルートであることが検証されました。また、全世界においてディスプレイ産業の「三カ国四地域」のクラスター構成がディスプレイ産業の発展にそれぞれ貢献しています。ディスプレイデバイスは産業チェーン全体の核心です。「第14次5カ年計画」に入り、世界の経済は新たな歴史に入り、ディスプレイ産業も新しい構造、新しい動向を見せ始め、新たな挑戦とチャンスに直面しています。したがって、我々は自分自身の産業ルールに合致する新たな発展戦略を作成しなければならない。その中、共同開発戦略は我々ないし世界にとって同様に重要であり、有効であります。」と発表しました。

中国光電子業界協会液晶分会 常務副秘書長 胡春明氏

 

韓国ディスプレイ産業協会 産業政策室室長の徐元瑩氏が「ディスプレイ産業の見通しと韓国主要企業の現状」としたテーマの講演をしました。徐元瑩室长は講演の中で、世界のディスプレイ材料・部品・デバイスの市场の现状を详しく绍介しました。韩国、中国、日本の材料・部品・デバイスの市场の竞争力について詳しく分析をしました。そして、リスナーに韓国の主要パネルメーカーのサムスンやLGの現状および投資動向について説明しました。

 

韓国ディスプレイ産業協会 産業政策室室長の徐元瑩氏

CCIDコンサルディング股份有限公司 シニア コンサルタントの劉暾氏は「京津冀エリア新型ディスプレイ産業の発展におけるチャンスおよびチャレンジ」をテーマとして発表しました。講演の中で劉暾氏は中国国内のディスプレイ産業の拠点としてトップ5を例にとり、中国国内の新型ディスプレイ産業の地域的な発展状況を取り纏め、ディスプレイ産業の拠点を比較したうえで、京津冀エリアの新型ディスプレイ産業の発展においての強みをまとめました。同氏は、「質の飛躍を実現するために、今後京津冀エリアにおいて新型ディスプレイを発展させる際、ハイエンド化、連動化と特色化に注目すべきです。」と意見を述べました。また、ディスプレイ産業に政府からの持続的な支援が必要であり、産業チェーンの上・下流の連動作用により、キーテクノロジー、ジェネリックテクノロジーを突破するように努めます。

 

CCIDコンサルディング股份有限公司 シニア コンサルタントの劉暾氏

中国電子材料協会 常務副秘書長の魯瑾は「任重くして道遠し 全面的にディスプレイ材料産業チェーン連動の向上」としたテーマの講演をしました。魯瑾氏によると、新型ディプレイの関連材料は新型ディスプレイ産業チェーンの核心的な基礎として、ここ数年大きな発展を遂げました。しかしガラスと偏光板の分野では、特にPIフォトレジストなどのOLED材料において、チェーンを強化する重点となります。ディプレイ産業チェーン全体の発展目標から見ると、「堀」の構築は責任重大です。中国国家政策の指導の下で、中国国内のディプレイパネルメーカーと材料メーカーの緊密な協力の推進、共同開発、チェーンの補強、コア技術の突破、技術水準の向上、上流の材料と原材料の弱みの改善などの取り組みにより、市場占有率を向上させ、中国のディスプレイ産業全体の国際競争力を強化することができるとのことです。

中国OLED産業連盟 常務副秘書長、CCIDシンクタンク集積回路所 主任耿怡氏は「産業チェーン・サプライチェーンに注目したOLED産業クラスターの発展推進」としたテーマの講演を行いました。講演の中で、「クラスターの発展は産業の発展要素を集める最も効率的な方法であり、中国の産業チェーン、サプライチェーンの高品質な発展を推進する重要な道のりでもあります。近年、ディスプレイ産業チェーン、サプライチェーンの融合が加速していますが、その一方、ローエンド同質化競争は依然として激しいです。導入の検証コストが高く、上・下流の連携がまだ順調ではありません。上流の上流も独占されていて、ネックを徹底的に解決するのが難しいです。」と述べました。耿怡博士は、「ディスプレイ業界は以下の三点を心構えしなければなりません。まずは、新型ディスプレイ産業においての激しい競争の要求を満たすべきです。つぎは、ますます変わりやすく、不安定になる国際環境の要求を直面すべきです。最後は、高品質な発展の要求に応じて、革新力と持続可能な発展力を向上させることです。要するに、中国のOLED産業チェーンとサプライチェーンの競争力を強化し、産業クラスターの構築は次の段階において中国OLED産業の発展にとって最も重要な任務です。」とアドバイスしました。

続いて、国際半導体産業協会 シニアディレクターの張文達氏は今最も熱い話題となっている新型ディスプレイ技術Mini/Micro LEDについて「チップ産業とディスプレイ産業の結合 -化合物半導体ディスプレイ技術のイノベーション」としたテーマの講演をしました。講演の中で、張文達氏は将来Mini/Micro LED技術の新しい応用シーンと発展動向について詳しく解釈しました。基板、パッケージ、検査などのプロセス革新をいかに技術力でサポートし、Mini/Micro LED産業化を推進することについて、来場の半導体ディスプレイメーカーの方と検討しました。

最後に、Tech&Biz株式会社 代表取締役の北原洋明氏は、「グローバルディスプレイ産業のトレンド 過去・現在・未来」について基調講演をしました。講演の中で、ディスプレイ産業の過去・現在・未来について、論じました。過去の発展背景を正しく理解し、その中から経験と教訓をくみ取らねばなりません。同氏は、「業界の生産がどの国と地域に集まっていれば、産業は飽和あるいは停滞の可能性が高くなります。ディスプレイ産業の持続可能な発展を維持するためには、グローバルな協力が非常に大切なことです。グローバルな協力とイノベーションを通じて、関連事業の現地化を推進することも、当面の急務です。」と述べました。

2021年グローバルディスプレイ春季業界動向発表会が開催されることは、ディスプレイ産業の地域クラスターと協同開発にとっての新たな出発点となります。将来、固安を発信地とする京津冀エリアは引き続き中国新型ディスプレイ産業拠点のトップ4の中の一つの地位を維持し、より深く産業の地域クラスター化の発展を促し、企業の強みを相補させ、発展空間を拡大し、新型ディスプレイ産業全体の競争力を高めることを期待しております。

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